静岡県で自首することで不起訴処分となった事例
解決までの期間:半年
最終処分:不起訴
依頼者:本人
自首の難しさ
自首は本当に難しい事件です。
自首が刑事手続に良い影響を与えることは明らかですが、最終的に自分の罪を認めるのは、本人の役割です。
自分から罪を認め、警察に出頭し、自分の処罰を求めることは、どれだけ勇気の要ることかと思います。
迅速な行動
しかし、本当に自首という重い決断をしたのであれば、事は一分一秒を争います。
弁護人側の準備不足によって後手に回り、自首が遅れれば、法律上の自首の要件を満たさなくなる可能性もあるからです。
遠方の自首
そして、それは遠方であっても変わりません。
本件は静岡県の事件でしたが、電話で綿密な打合せをしつつ、速やかに警察と連絡を取り、直近の日程で、弁護人付き添いの上、出頭を行いました。
遠方の事件でしたが、なんとかスケジュール調整を行ったのを憶えています。
自首のメリット
自首をしたことで、本件では、在宅のまま進められることになりました。
やはり、身柄拘束をされないというのが、自首の一番のメリットかと思います。
続けて、在宅のまま検察庁に送致されましたが、担当検察官との面会や、被害者へのお詫びなど、
いずれも現地に赴き、しっかりと行ったところ、最終的に不起訴処分となりました。
自首のメリットを大きく得られた事件として印象に残っています。