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出張先のタクシーで酔って運転手を殴った事件で、不起訴となった事例


罪名:暴行罪
最終処分:不起訴
解決までの期間:約1ヶ月
遠隔地案件
 

深夜に酔ってタクシーの運転手に暴行、釈放されてその足で事務所に相談

 
東京に出張していたが、酔って深夜にタクシー運転手に暴力を振るってしまった。
一日留置場で頭を冷やし、その足で弊所に連絡をもらい相談にきていただきました。
 
酔って大変なことをしてしまった。幼い子どももいるので、何とか家族に迷惑をかけないようにお願いしたい。
今日中に遠方の家に帰宅しなければならない、というお電話をいただきました。
 
土曜日の早朝でしたが、お話しを聞いても非常に反省している様子で、子どもや家族に迷惑をかけないために、何とか早期に動いて欲しいというご依頼でしたので、弊所では迅速に予定を調整し、土曜の午前には相談日程を設定しお話しを聞きました。
 
既に捜査機関から釈放された状態でしたので、ご本人から、前後の事情や分かる範囲の事柄、謝罪、示談の意思などを確認し、その日の午後には、遠隔地在住のご実家のほうにお帰りになられました。

遠隔地在住だけど、対応できるの?

今回、出張中に暴力を振るってしまったという事件でしたが、対応できるのだろうかというご不安もあったようです。
もっとも、どこで事件の処理が進むのかというと、被害者がいる場所、当初に捜査が開始された場所などで進むことが多く、今回は、まさに被害者が関東の方でしたので、むしろ関東でご依頼いただいたほうが活動に適していたといえます。
 
その後の事件の進捗についての連絡など、遠隔地でご不安に思われるかもしれませんが、在宅事件の場合(警察に拘束されていない事件)、弁護活動は細かくメールで報告し、ご質問、ご不安なことなどについてもメールで迅速に回答しているので、遠隔地だから連絡が取りづらいということはありません。

また、示談の際の被害者のニュアンスや、示談金額の設定など、細かいやり取りについては、電話でお話しすることで、遠隔地だからと齟齬が生じることはありません。
 

酔っていて覚えていない

お話しを聞くと、「酔っていて覚えていないことが多い。」と当時の状況について、ご本人のお話しだけでは充分に確認できませんでした。
「タクシーで暴力を振るった。」ということでしたが、経緯によっては、強盗にもなりかねませんし、暴行なのか、傷害なのかは怪我の程度、捜査機関側の認定によっても変わってきます。

まずは、捜査機関に連絡をいれ、できる限りの罪状の確認に努めました。
もちろん、ご本人も反省していて、被害者の方に謝罪し、示談を申し入れたいということでしたので、被害者の方への謝罪の申し入れも迅速に行いました。
 

不安な点に一つ一つ答え、示談成立

被害者の方の不安な点に答えて、納得していただいて示談に応じていただくというのは、どの案件にも共通することです。
今回だと、ご本人の反省の様子を謝罪文で伝え、今後飲酒をしない旨の誓約をしっかりと伝えました。

また、遠隔地の在住ということで、今後偶然にも接触する不安などもないのですよ、と丁寧に説明しました。
また、本件のように暴行事件で怪我をすると、保険料の手続で特別な書類が必要となるのですが、その点についても、丁寧に説明しました。

その甲斐もあって、被害者の方にもご本人の反省の気持ちをしっかりとくみ取っていただき、示談することができました。
 

不起訴処分

今回は、比較的怪我の程度が低い暴行罪の認定で、しっかりと被害者の方の納得も得られ示談できたということで、比較的早期に不起訴処分の見通しですという検察官の回答が得られました。
本件では、お酒が原因という部分もありますので、お酒を絶対に飲まないという旨も示談書に盛り込み、その誓約の強さを示したことも大きかったと思います。
 
「示談書」と一言でいっても、被害者の方の納得、本人の今後再犯を犯さない誓約というところも、検察官に示していく必要があるのですね。
示談金を払って終わりということでは、決してないのです。
 

感想

今回は、早期にご相談いただき、早期に示談活動に取り組むことで、被害者の方のご納得も早い段階で得ることができました。

ご本人は非常に反省していたのですが、それを直接伝えることはできません。
弁護士が本人の気持ちを丁寧に伝えるとともに、一つ一つ刑事手続上の不安などについても、応えてご納得を得ることが肝要といえるでしょう。
 

 

傷害事件の解決事例

①痴話喧嘩から刑事事件となったが、不起訴となった事件

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④酔った上での傷害事件で、身柄解放・不起訴に成功した事案

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⑥出張先のタクシーで酔って運転手を殴った事件で、不起訴となった事例

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